過去問クエスト民法(過去問)★★★☆☆2020年度
民法における共有に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
選択肢
- ✓共有物の変更行為は、共有者全員の同意が必要である。
- 共有物の管理行為は、共有者全員の同意が必要である。
- 共有物の保存行為は、各共有者が単独でできず、持分の過半数の同意が必要である。
- 各共有者は、分割請求をすることができず、共有の継続が強制される。
- 共有物について第三者が不法に占有している場合、各共有者は単独でその全部の返還を請求することができない。
解説
民法251条1項は、共有物に変更を加えるには共有者全員の同意を要すると規定する(ただし令和3年改正で軽微な変更は管理行為として持分過半数で可)。bは誤り(管理行為は持分の価格の過半数で決定・民法252条1項)。cは誤り(保存行為は各共有者単独でできる・252条5項)。dは誤り(各共有者はいつでも共有物の分割を請求できる・256条1項)。
ポイント
共有物の行為区分:変更=全員同意、管理=持分過半数、保存=各自単独。
ひっかけポイント
管理行為を「全員同意」と誤解しやすい。管理は持分価格の過半数で決定できる。
Source
- [条文] 民法第251条・第252条
e-Gov法令検索 · 2026-06-15 · リンク
更新日: 2026-06-15 · 法令基準日: 2026-04-01