過去問クエスト民法(過去問)★★★★☆2023年度
民法における保証に関する次の記述のうち、正しいものはどれか(令和2年改正後の民法による)。
選択肢
- 保証契約は口頭でも有効に成立し、書面による必要はない。
- 個人根保証契約において、元本確定前の保証人が法人である場合、極度額の定めがなくても有効である。
- ✓主たる債務者が取消権を有する場合、保証人は、主たる債務者がその取消権を行使するまで、保証債務の履行を拒むことができる。
- 連帯保証人には検索の抗弁権があり、まず主たる債務者の財産に執行するよう求めることができる。
- 連帯保証人には、単純な保証人と同様に分別の利益が認められ、保証人の人数に応じて分割された額についてのみ責任を負う。
解説
民法457条3項は、主たる債務者が取消権を有するときは、保証人は主たる債務者がその権利を行使するまでは、債権者に対して債務の履行を拒むことができると規定する。aは誤り(保証契約は書面で行わなければ効力を生じない・446条2項)。bは誤り(個人根保証契約は極度額の定めがなければ無効・465条の2第2項)。dは誤り(連帯保証人には検索の抗弁権はない・454条)。
ポイント
保証:書面必須。個人根保証:極度額の定め必須。連帯保証人:催告・検索の抗弁権なし。
ひっかけポイント
連帯保証人に検索の抗弁権があると誤解しやすい。検索の抗弁権は通常の保証人のみ(連帯保証人にはない)。
Source
- [条文] 民法第446条・第454条・第457条・第465条の2
e-Gov法令検索 · 2026-06-15 · リンク
更新日: 2026-06-15 · 法令基準日: 2026-04-01