過去問クエスト行政法(過去問)★★★☆☆2021年度
行政行為の附款に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
選択肢
- 条件とは、行政行為の効力の発生・消滅を将来の確実な事実にかからしめるものである。
- 期限とは、行政行為の効力の発生・消滅を将来の不確実な事実にかからしめるものである。
- ✓負担とは、許可等の主たる行政行為に付加して相手方に一定の作為・不作為・給付の義務を課するものである。
- 撤回権の留保は附款の一種であり、撤回権を留保した場合には、留保なき場合と異なり自由に撤回することができる。
- 行政行為に付された条件が成就しないまま長期間経過した場合、当該行政行為は当然に失効する。
解説
負担は、許認可等の行政行為に付加して相手方に義務(作為・不作為・給付)を課す附款であり、主たる行政行為の効力とは独立して争うことができる。aは誤り(条件は「不確実な事実」にかからしめるもの。確実な事実にかからしめるのは期限)。bは誤り(期限は「確実な事実」にかからしめるもの)。dは誤り(撤回権留保があっても、正当な理由なく自由に撤回できるわけではなく、留保の趣旨の範囲内での撤回が認められる)。
ポイント
条件=不確実な事実、期限=確実な事実。負担は独立して争訴可。撤回権留保≠無制限撤回。
ひっかけポイント
条件と期限の定義を逆に覚えやすい。不確実=条件、確実=期限と整理すること。
Source
- [書籍] 行政法概説Ⅰ(第7版)
有斐閣 · 2026-06-15
更新日: 2026-06-15 · 法令基準日: 2026-04-01