Lawyer Quest
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過去問クエスト行政法(過去問)★★★☆☆2020年度

行政立法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

選択肢

  • 法規命令のうち委任命令は、上位法令の委任がなくとも制定することができる。
  • 法規命令のうち執行命令は、上位法令を執行するために必要な細則的・手続的事項を定めるものであり、新たな権利義務を創設できる。
  • 行政規則は、法規命令と異なり、上位法令の授権がなくとも行政機関の内部で定めることができる。
  • 通達は、下級行政庁を法的に拘束し、私人も通達の内容を直接援用して権利を主張できる。
  • 委任命令は、法律の委任の範囲を超えて国民の権利義務に関する事項を定めることができる。

解説

行政規則(通達・訓令等)は、上位法令の授権なく行政機関が内部的に定めることができ、法規ではないため私人を直接拘束しない。aは誤り(委任命令は上位法令の委任が必要)。bは誤り(執行命令は新たな権利義務を創設できない)。dは誤り(通達は行政内部の規律にすぎず、私人が直接援用することはできない)。

ポイント

法規命令(委任・執行):法規性あり・法律の根拠必要。行政規則(通達・訓令等):行政内部規律のみ・私人拘束なし。

ひっかけポイント

通達が私人を拘束すると誤解しやすい。通達は行政内部を拘束するのみで、私人は直接の義務を負わない。

Source

  • [書籍] 行政法概説Ⅰ(第7版)
    有斐閣 · 2026-06-15

更新日: 2026-06-15 · 法令基準日: 2026-04-01