過去問クエスト民法(過去問)★★★☆☆2019年度
民法における相続放棄に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
選択肢
- ✓相続の放棄は、相続の開始を知った時から3か月以内に家庭裁判所に申述しなければならない。
- 相続を放棄した者は、その相続に関しては初めから相続人でなかったものとみなされるが、代襲相続は生じる。
- 相続放棄は、相続開始後、家庭裁判所への申述前であれば、いつでも撤回することができる。
- 相続人の1人が相続を放棄した場合、その分の相続財産は国庫に帰属する。
- 相続人が相続財産の一部を処分した場合であっても、その後に相続放棄をすることができる。
解説
民法915条1項は、相続の承認または放棄は相続の開始があったことを知った時から3か月以内に行わなければならないと規定する(熟慮期間)。bは誤り(放棄した者は初めから相続人でなかったとみなされ、かつ代襲相続は生じない・887条2項の代襲は放棄の場合は適用なし)。cは誤り(放棄は申述後は撤回不可・919条1項)。dは誤り(放棄分は他の相続人の相続分が増加する)。
ポイント
相続放棄:知った時から3か月以内に家裁に申述。放棄後は撤回不可。放棄者は初めから相続人でなかった扱い(代襲なし)。
ひっかけポイント
相続放棄で代襲相続が生じると誤解しやすい。欠格・廃除のみ代襲原因。放棄は代襲なし。
Source
- [条文] 民法第915条・第919条
e-Gov法令検索 · 2026-06-15 · リンク
更新日: 2026-06-15 · 法令基準日: 2026-04-01