過去問クエスト行政法(過去問)★★★☆☆2023年度
地方自治法における自治事務と法定受託事務に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
選択肢
- 法定受託事務については、地方公共団体は条例を制定することができないが、自治事務については条例で定めることができる。
- 自治事務については国の関与として処理基準(技術的助言・勧告)のみが認められ、是正の指示や代執行は許されない。
- ✓第一号法定受託事務とは、国が本来果たすべき役割に係る事務を都道府県・市町村が法律の定めにより処理するものをいう。
- 自治事務と法定受託事務の区分は、地方分権改革前から明確に規定されており、機関委任事務は廃止されていない。
- 自治事務については、国は是正の要求をすることができるが、法定受託事務については是正の指示をすることはできない。
解説
第一号法定受託事務(地自法2条9項1号)とは、法律又はこれに基づく政令により都道府県・市町村・特別区が処理することとされる事務のうち、国が本来果たすべき役割に係るもので、国において適正な処理を確保する必要があるものをいう。aは誤り(法定受託事務にも条例制定は可能)。bは誤り(自治事務でも是正の指示は認められる・245条の5)。dは誤り(機関委任事務は平成11年地方分権改革で廃止)。
ポイント
第一号法定受託事務:国が本来果たすべき役割の事務を地方が処理(例:旅券・選挙事務)。機関委任事務は平成11年廃止。
ひっかけポイント
機関委任事務が現在も存続していると誤解しやすい。平成11年(1999年)地方分権一括法で廃止され自治事務・法定受託事務に再編。
Source
- [条文] 地方自治法第2条9項
e-Gov法令検索 · 2026-06-15 · リンク
更新日: 2026-06-15 · 法令基準日: 2026-04-01