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過去問クエスト民法(過去問)★★★☆☆2022年度

令和元年改正後の民法における消滅時効の完成猶予・更新に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

選択肢

  • 裁判上の請求は、訴え提起の時点で時効の更新が生じる。
  • 裁判上の請求は、確定判決または確定判決と同一の効力を有するものにより権利が確定したときに時効の更新が生じ、それまでは完成猶予となる。
  • 催告は、時効の完成猶予と更新の双方をもたらし、催告から6か月以内に裁判上の請求等を行わなければならない。
  • 承認は時効の完成猶予をもたらすが、更新は生じない。
  • 仮差押え又は仮処分がされた場合、その事由が終了した時から時効が更新される。

解説

民法147条1項は、裁判上の請求は「その事由が終了するまでの間」時効の完成を猶予し(完成猶予)、同条2項は「権利が確定したとき」に時効が新たに進行(更新)すると規定する。aは誤り(訴え提起時点では完成猶予のみ。判決確定時に更新)。cは誤り(催告は完成猶予のみ・更新は生じない。6か月以内に強力な手段をとる必要がある)。dは誤り(承認は更新をもたらす・152条)。

ポイント

改正後の整理:完成猶予(猶予のみ)→裁判上請求中・催告後6か月。更新(時効リセット)→判決確定・承認。

ひっかけポイント

裁判上の請求で即時に時効更新と誤解しやすい。提訴時は完成猶予で、判決確定時に初めて更新。

Source

  • [条文] 民法第147条・第150条・第152条
    e-Gov法令検索 · 2026-06-15 · リンク

更新日: 2026-06-15 · 法令基準日: 2026-04-01