過去問クエスト憲法(過去問)★★★☆☆2022年度
憲法における内閣の権限と責任に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
選択肢
- 内閣は行政権の行使について、衆議院のみに対して連帯して責任を負う。
- 衆議院が内閣不信任決議案を可決した場合、内閣は必ず総辞職しなければならず、衆議院を解散する選択肢はない。
- ✓憲法69条に基づく内閣不信任決議の場合、内閣は10日以内に衆議院を解散するか、または総辞職しなければならない。
- 内閣総理大臣は国務大臣を任命するが、その過半数は国会議員でなければならない。
- 内閣不信任決議は参議院もこれを行うことができ、可決された場合は衆議院と同様に内閣は10日以内に解散か総辞職を選択しなければならない。
解説
憲法69条は「内閣は、衆議院で不信任の決議案を可決し、又は信任の決議案を否決したときは、十日以内に衆議院が解散されない限り、総辞職をしなければならない」と規定する。aは誤り(国会・衆参両院に連帯責任・66条3項)。bは誤り(解散の選択肢がある)。dは誤り(国務大臣の過半数は「国会議員」でなければならない・68条1項ただし書)。
ポイント
69条:不信任決議→10日以内に衆議院解散または総辞職。内閣の責任(66条3項):国会(衆参両院)に対して連帯責任。
ひっかけポイント
内閣不信任決議で即時総辞職と誤解しやすい。10日以内に①解散か②総辞職かを選択できる(69条)。
Source
- [条文] 日本国憲法第66条・第69条
e-Gov法令検索 · 2026-06-15 · リンク
更新日: 2026-06-15 · 法令基準日: 2026-04-01